1609年、奄美大島で黒砂糖の製造に成功したのが、日本での黒砂糖作りのはじまりです。 江戸時代には八代将軍吉宗がサトウキビの栽培を奨励、日本人にとってなくてはならない甘みとなりました。奄美群島ではその昔からかわることなく、黒砂糖を作っています。
大きな釜でゆっくりと時間をかけて炊き上げられます。 工場には大釜が三つ並べられ、直火で熱されています。
一つ目の釜では、サトウキビの絞り汁=糖汁は沸騰されて、絞る際に紛れ込んだ不純物が取り除かれます。
二つ目の釜では、糖汁はさらに煮詰められながら、今度は食べたときに「えぐみ」に感じる灰汁を取り除かれます。この時、釜の回りの温度は数十度にも達し、煮詰められた液体はずっしりと重く、灰汁を取り除く作業はまさに重労働です。
そして、三つ目の釜に移された糖汁は、さらに柔らかなアメ状になるまで煮詰められ、かくはん機に移されてあら熱を取り除かれるのです。




加計呂麻島の黒糖も喜界島の黒糖も、きび酢と同様にたった数軒の生産者がすべて手づくりで丁寧に作っています。島でこの黒糖作りが行われるのは、サトウキビの糖度が一番あがる主に12月から3月にかけて。昔ながらの製法にのっとっているため、保存料も加えず無添加です。そのため、これまでなかなか島外には流通しにくかった「島のたからもの」です。
特徴はなんといっても豊富なミネラル、ポリフェノールの含有量。原料のサトウキビは、もちろん無農薬で栽培されます。珊瑚礁に囲まれた島の水と土壌は、珊瑚のカルシウムやミネラルが豊富にとけ込んだ非常に良質なもの。また、亜熱帯の強い日射しにさらされて育つサトウキビは、太陽光で生じる活性酸素を除去するために、光合成を通じて自らの中に豊富なポリフェノールを作り出すと言われています。そしてそのミネラルとポリフェノールを失うことなくぎゅっと凝縮。また丁寧に何度も何度も灰汁を取り除いて作られた黒糖は「含蜜糖」とよばれ、精製された白糖などにはない、「甘み」以外のカリウム、カルシウム、鉄分、マグネシウムなどが豊富に含まれています。
含蜜糖とは、製造工程で結晶と蜜を分離していないもの。
分蜜糖とは、製造工程で結晶と蜜を分離しているものを指します。
精製されている分蜜糖(白砂糖・三温糖など)と違って、精製されていない含蜜糖(黒糖・和三盆など)には、原料であるサトウキビに含まれるカルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれているのです。サトウキビからできるお砂糖のほとんどが分蜜糖で、含蜜糖はたった約5パーセントという限られた量しか作られません。
含蜜黒糖は、とても貴重なお砂糖なのです。
その1 ポリフェノール
◆ 活性酸素の除去…高い抗酸化力 アンチエイジング
その2 オクタコサノール(オクタコシルアルコール)
◆ コレステロールの抑制 抗腫瘍作用に期待
その3 アスパラギン酸
◆ 更年期障害や自立神経障害などのイライラ緩和
◆ 血圧降下作用に期待
その4 GABA(ギャバ)含有量 発芽玄米の1.6倍!
◆ カリウム・マグネシウムを細胞内に移送
その5 ビタミン・ミネラル(カルシウム・カリウム・マグネシウムなど…)
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